コラム

『さらし者の自由』(松井周)

 演劇の演出をしていると感じることの一つに、俳優のスイッチが入った時の面白さがあります。その時俳優はサーフィンをしているような自由を獲得しているんじゃないかと羨ましくなるのです。およそ一時間半の波乗り。これは、俳優が一人 ...

『字幕翻訳をめぐることなど』(松岡葉子)

 映画の字幕を翻訳をしている最中に起こる困ったことなどを一席。私の場合はズバリ、“癖がうつる”こと。たとえば『アデル、ブルーは熱い色』(日本公開は2014年)を訳していた際は、なぜかひっきりなしに自分の顔のどこかしこを触 ...

『高倉健のこと』(高橋洋)

 昨年暮れ、高倉健の訃報が流れてすぐの頃に大工原正樹監督と飲む機会があった。 大工原さんはしごく率直に、彼こそが最後の映画スターであって、出演作は必ず見に行っていると話してくれた。 僕は正直、そこまで思い入れたことがなか ...

back to top