金曜昼クラス(田中幸子クラス)カリキュラムについて

金曜日13:30ー16:00

 
日程
講義
課題・その他
撮影実習スケジュール(希望者)
14/22イントロダクション ウォーミングアップ初等科の復習撮影実習要項の説明(クラス講義後)
25/6短編から中編・長編へのシフトチェンジ短編・中編・長編の違いの理解参加意向の確認
5/7※共通講義1撮影実習プロット作成
35/13実践① ひとつのテーマで企画を立てる自分の個性を知ろう
5/14※共通講義2
45/20実践② とある条件で企画を立てる枷を楽しんでみよう
5/21※共通講義3
55/27作品分析①(予定作品)『デッドマンウォーキング』プロットの締切
66/3作品分析②(予定作品)『シックスセンス』
※オリジナル脚本のアイデア提出
選考&班分け(クラス講義後)
76/10オリジナル脚本(60分課題)のためのアイデアを検討する面白さの探求初稿アップ
アクターズ出演交渉
6/11※共通講義4
86/17オリジナル脚本(60分課題)アイデアの検討・プロットへ面白さ・動機・世界・オープニング&クロージング、そしてクライマックスの確認
6/18※共通講義5
96/24作品を読む①(作品未定) 日本映画作品
6/25前半組リハーサル
107/160分課題のプロットの検討主人公の動機/主人公の課題の見直し、構成力を伸ばす
※60分課題のプロット提出
7/2共通講義6後半組リハーサル(共通講義後)
117/860分課題のプロットの検討ストーリーのクライマックスを見直し、構成力を伸ばす
7/9※共通講義7
127/15作品を読む②(作品未定)日本映画作品
7/16前半組撮影1(映画美学校内)
7/17前半組撮影2(学外)
7/18後半組リハーサル
137/22もう一度、メインプロットとサブプロットの整理をしてみよう各自執筆に取り組む
7/23後半組撮影1(映画美学校内)
7/24後半組撮影2(学外)
147/29リライトへ向けての心構え※60分課題・初稿の前半部分まで提出予備日&ポスプロ期間
158/560分課題の個人講評各自執筆に取り組む
168/1960分課題の個人講評各自執筆に取り組む
178/2660分課題の個人講評各自執筆に取り組む
8/27※共通講義8完成上映
189/260分課題の個人講評各自執筆に取り組む
9/3※共通講義9
199/9予備日※60分課題最終提出
209/16まとめ 後期の課題説明高等科前期総括
10/1共通講義10(初等科優秀作発表)
10/960分課題優秀作品発表

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田中脚本コース5期初等科前期カリキュラムrevised version添付初等科(前期・後期)では講義と実作を中心に右表①にある内容を学びました。一年を通して、脚本の『面白さ』だけではなく、脚本は意外に『自由ではない、単純ではない』ということも、受講生のみなさんに実感してもらえたと思っています。
さて、高等科の初めの約一カ月は、なかなかいそがしいです。初等科の復習から始まり、短編・中編・長編についての理解、そして企画を考える実践に取り組む期間となります。この間に、個々の受講生にはオリジナル企画へのヒントをつかんでほしいです。
その後の講義では、古今東西の映画作品の分析、脚本の読解分析をしていきます。
ただし、講義は最小限にとどめ、受講生のオリジナル脚本の企画・脚本化に時間をかけていきます。講師は、アイデア出しからプロット、そして脚本、リライトまで、受講生と意見交換を行い、受講生が書くことに行き詰まった時やプロットが迷走した時、その原因を一緒に考えます。
高等科の前期で60分脚本を一本、後期では120分脚本を一本、執筆します。120分となると、自信を失くす方もいらっしゃるかもしれませんが、心配いりません。中・長編を書くためには、初等科で学んだ内容が大切な基礎になりますので、それを応用していけばよいのです。とはいえ、それに加えて必要なことがあります。それは、『構成力』と『持久力』。受講生には、ぜひとも、この力を伸ばしてほしいと思います。
というわけで、高等科(昼)は、脚本の基本を理解し、脚本を書く楽しみに目覚めたけれど、脚本のいささか暗い側面も感じてしまった人で、それでもやはり映画が好きなので脚本を書きたい、脚本を書き続けている、何年か前に書いていたけれど、もう一度脚本を書くことに挑戦してみたい、という人々のための『場』にしたいと思います。

受講の際は、次の条件を守ってください。
・映画映像関係の脚本または演劇戯曲を書いたことや学んだ経験がある
・原稿をPCで執筆し、データ入稿ができる

『映画美学校脚本コース高等科撮影実習(通称:アクターズコラボ)』概要

■企画意図
脚本コース高等科では『アクターズコラボ』と称して、初等科前期の5分課題演習を発展させた撮影実習を体験する機会を設けます。この演習は、原則として自由参加です。

初等科の撮影実習と大きく違うのは、
・初等科では5分ジャストであった尺を10分以内とすること。
・アクターズ・コース有志(修了生を含む)の俳優陣に出演をお願いすること。
・各班の作品を合体させて、1本のオムニバス映画として完成させること。
の三点です。

役者まで素人であった初等科の演習と比べて、格段にクオリティの高い作品作りに参加することで、映画制作の楽しさと奥深さを知ってもらうことを目的としています。俳優としての訓練を積んだ人たちと演出の立場から向かい合い、自分たちのシナリオの狙いをどのように伝え、共に芝居を作り上げてゆくか。初等科よりもさらにステップアップした実習内容になります。

■企画タイトル『都市のエチュード(仮題)』
各班の作品は最終的に一本に合体させて、トータル30分から1時間程度(参加作品数により変動)の映画にします。
タイトルおよび作品の並べ方は、プロットorシナリオが上がった段階で改めて考えることとします。今現在の仮タイトルは、『都市のエチュード(仮題)』としておきます。ただし、各班の作品はこのタイトルにとらわれる必要はありません。自由な発想で作られた複数の作品が、一本になった時の予想外の化学反応を期待します。
完成した作品は、講義内での上映のほか、映画美学校映画祭での上映も予定しています。また、コラボ参加者全員にDVD-Rを配布します。

■実施の手順
(プリプロダクション)
・演習参加者は、まず全員が総尺10分以内に収まる想定のプロットを書いてもらいます。その時、下記の要件を考慮してください。

[要件]
ロケ場所……映画美学校内の施設(ミニスタジオ、地下教室)および映画美学校外(映画美学校外は各班でロケ場所を見つけます)
撮影日数……基本2日(映画美学校内4時間程度+学外9時間程度=13時間ほど)
キャスト……アクターズ・コース有志をメインにして、実現可能なキャスティング。

・その中から実際に撮影する作品を選びます。選考方法は昼クラスと夜クラスで違ってもかまいません。(ここで選ばれたプロット作成者は、原案としてクレジットされます)
・選ばれたプロットごとに、演習参加者を班分けします。1班5~8人を目安に、昼クラス1~2班(昼A・昼B)、夜クラス2~4班(夜A〜D)(班の人数は生徒数によって変動します)を想定。※プロット未提出者も実習に参加できます。
・班ごとに分かれ、10分に収まるシナリオを書き上げます。
必ずしもプロットを書いた本人が書かなければいけないとは限りません。共同脚本とするか、メインライターを立てるかなどは班内で話し合って決めて下さい。また、班をまとめるリーダー(総監督)も決めて下さい。(脚本クレジットは、シナリオを書いたメンバー全員の併記となります)※アクターズが参加してから膨むことを考えると、短めに書いておいたほうが良いかもしれません。
・出来上がったシナリオを基に、アクターズ・コース有志に出演の打診をします。
・キャスティングが決まったら、リハーサルを行います(1日)。班員は各自、演出パートを決め、それぞれ俳優陣と演出プランを探って下さい。また、決められた日以外にもリハーサルを行う事が可能です(日程は要相談)。※基本、全員が演出を経験するよう、パートを分担すること。
・必ず通し稽古を行い、各パートのプランに齟齬がないよう調整して下さい。意見が分かれた時は、リーダーの最終判断に従って下さい。俳優陣から出たサジェッション、アイデアは積極的に取り入れ、撮影に向けた決定稿を書き上げます。

(プロダクション)
・ 撮影は基本2日。トータルで13時間ほどの撮影となります。
・撮影、照明、録音は原則、演出担当者以外での持ち回りとなります。
・ 映画美学校内での撮影は、TAもしくは技術アシスタントが立ち会い、機材操作のアドバイスや制作進行の管理をします。学校内での撮影では、照明は極力、簡素なレベルに留め、あくまで演出体験をメインに時間内で撮り切るよう、アシスタントの進行に従って下さい。
・ 学外での撮影では、映画美学校での撮影で受けたアドバイスをもとに、各班が自分たちで撮影を行います(学外での撮影は、TAもしくは技術アシスタントの立ち会いはありません)。

(ポストプロダクション)
・撮影後のポスプロ(編集・音入れ)はリーダーを中心に、必ず10分以内の尺に収まるものを仕上げて下さい。
音素材は原則同録、ただしナレーション等、部分的にアフレコもあり得ます。音楽は著作権フリーのもの(もしくは自作の曲)のみ使用可とします。

■実施予定日
4月22日(金) 撮影実習要項の説明(クラス講義後)
5月06日(金) 参加意向の確認
5月中 参加者によるプロット作成
5月27日(金) プロットの締切
6月03日(金) 選考&班分け(クラス講義後)
6月中 出演交渉
6月半ば 初稿アップ
6月25日(土)昼A班リハーサル/夜A班リハーサル(時間で交代)
7月2日(土):共通講義後:夜B班リハーサル
7月9日(土):共通講義後:昼B班リハーサル
7/16(土):撮影本番(前半組1日目)
午前中:昼A班撮影
午後:夜A班撮影
夕方以降:夜B班撮影
(スタジオ+地下教室→1班4時間程度で交代)
7/17(日):撮影本番(前半組2日目)
 昼A班、夜A班、夜B班撮影(学外)
7月18日(月・祝)夜C班リハーサル/夜D班リハーサル(時間で交代)
7/23(土):撮影本番(後半組1日目)
午前中:昼B班撮影、
午後:夜C班撮影、
夕方以降:夜D班撮影
(スタジオ+地下教室→1班4時間程度で交代)
7/24(日):撮影本番(後半組2日目)
昼B班、夜C班、夜D班撮影(学外)
(※映画美学校内での撮影時間は、班数が固まってから決めます)
7月31日(日)~8月18日(木)(予備日&ポスプロ期間)
8月下旬以降:完成上映(共通講義内)
12月下旬:映画美学校映画祭にて一般向け上映

自分たちが書いた柱・ト書き・台詞が実際に映像になっていく過程を自らが体験し、俳優たちの息遣いを通して人物造型が肉付けされていく様を間近で見ることで、映画制作についてのより深い知見を得て欲しい──そして、その体験を中編、長編課題の執筆に反映してもらうことがこのコラボ企画の狙いです。