月2回の土曜日に行われる共通講義は、初等科、高等科共通の講義となります

全10回 担当講師:高橋洋

▎「シナリオ指導実践編 ホン読みを通した実践的技術論」(高橋洋)

前期で開発された15分のシナリオをテキストに、「ホン読み」を行います。「ホン読み」とは、自分の書いた台詞・ト書きが他人の声で読み上げられる、それにジッと耳を傾けて映画の流れをチェックしてゆく、いわば「音」によるプレビューです。この「ホン読み」を通して気づいたことを手がかりに、シナリオをよりレベルアップするための討議を繰り返し、具体的なケースに則した実践的な技術を磨きます。ここでの経験を昼・夜クラスでの30分のシナリオ開発に生かしてゆくのが目的です。後期から参加した受講生も15分のシナリオを提出してくれれば、テキストとして取り上げます。
また、学外からゲストを招いての講義を行います。

TAKAHASHI Hiroshi

 

▎ゲスト講師(五十音順)

青山真治   Aoyama Shinji
1964年生まれ。立教大学映画研究会で自主映画を作り始め、助監督を経て、95年にVシネマ『教科書にないッ!』でデビュー。翌96年、初の劇 場公開作『Helpless』で一気に注目を集める。2000年、『EUREKA(ユリイカ)』でカンヌ映画祭国際批評家連盟賞を受賞。同名の小説で三島由紀夫賞も受賞した。その後も『月の砂漠』(01)がカンヌ映画祭コンペティション部門に、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(05)が カンヌ映画祭「ある視点」部門に、『こおろぎ』(06)『サッド・ヴァケイション』(07)がヴェネチア映画祭に出品。06年には映画美学校研究科ゼミ生とのコラボレーションで制作されたドキュメンタリー『AA』が公開。11年、フィクション・コース第3期修了生の内田雅章・合田典彦との共同脚本による『東京公園』が公開された。最新作は映画では『共喰い』(13)、テレビドラマでは「贖罪の奏鳴曲」(15)。『ワーニャおじさん』『フェードル』など舞台演出も行い、多摩美術大学映像演劇学科教授を経て、一昨年まで京都造形芸術大学映画学科学科長を務めた。

 坂元裕二 SAKAMOTO Yuji
1967年生まれ。87年に第1回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞しデビュー。2008年「わたしたちの教科書」で第26回向田邦子賞を受賞。その後も「Mother」(10)、「それでも、生きてゆく」(11)、「最高の離婚」(13)、「woman」(13)、「問題のあるレストラン」(15)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16)、「カルテット」(17)、「anone」(18)などの脚本を執筆。 16年より東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻・脚本領域教授に就任。

田中幸子 TANAKA  Sachiko
東京都出身。
東京藝大大学院映像研究科修了。
オリジナル脚本「夏の旅」(07)で城戸賞。
主な作品に『トウキョウソナタ』(08)『嘘つきみーくん壊れたまーちゃん』(11)『すー ちゃんまいちゃんさわ子さん』(13)『散歩する侵略者』(17)『寝ても覚めても』(18) 他。