1961年京都府生まれ。99年、監督・脚本作品『月光の囁き』と『どこまでもいこう』(映画美学校製作)が2作品同日劇場公開され、国内外で高い評価を得る。2001年には、清野弥生(映画美学校第1期生)脚本による『害虫』がヴェネチア国際映画祭現代映画コンペティション部門正式出品の後、ナント三大陸映画祭で審査員特別賞、主演女優賞(宮崎あおい)を受賞。02年放送のハイビジョンドラマ『あした吹く風』でATP賞・優秀作品賞と総務大臣特別賞をダブル受賞、また03年公開の『黄泉がえり』は異例のロングランヒットとなる。05年には『カナリヤ』『この胸いっぱいの愛を』が相次いで公開、07年に公開された『どろろ』は大ヒットを記録した。近作に『抱きしめたい・真実の物語』(14)、『昼も夜も』(14)などがある。『風に濡れた女』(16)ではロカルノ国際映画祭にて若手審査員賞を受賞。最新作は『さよならくちびる』(19)。著作として、映画美学校での講義を採録した『映画術 その演出はなぜ心をつかむのか』(イーストプレス)がある。

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