「演出ワークショップ」/担当講師:万田邦敏

IMG_1471【担当講師より】

演出ワークショップでは、シナリオワークショップで企画・開発されたシナリオの一部分を、地下スタジオを使って実際に演出してみます。その際監督は、まずはそのシナリオを書いた当人ですが、場合によっては当人の他に別の人も監督します。

シナリオの面白さはそれを書いた当人が一番わかっている、というのは大間違いであることは初等科のビデオ作品講評時にも幾度となく触れました。演出ワークショップでは、シナリオの一部を実際に演出してみることで、まずはそのシナリオの面白さを正確に見つけ出すことを目指します。次にその面白さを的確に表現する演出を試行錯誤します。そして時間が許せば、組み立てた芝居を実際に撮影・編集するところまでいきたいと思います。そうして、演出の経験値を上げていきます。また同時に、それらの作業を通していよいよ浮き彫りになるそのシナリオの面白さと欠陥をきちんと自覚し、それをもう一度シナリオ執筆に返し、シナリオの強度を高める助けとします。

万田邦敏

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