共通講義について
月2回の土曜日に行われる共通講義は、初等科、高等科共通の講義となります
全10回 担当講師:高橋洋
▎「企画を発想する」(高橋洋)
プロの脚本家はネタに対してどのように反応し、企画の形にしてゆくのか。これは企画になる、という手応えをどのようにして呼び込んでいるのか。受講生からとっかかりとなるネタを出して貰って、それを題材にブレストし、企画開発のシミューレションを実演してみます。ブレストは無責任かつくだらないアイデア大歓迎。これは頭をいかに柔軟にするかの実践的な訓練でもあります。近年の映画の予告編を題材に、それが面白い企画になり得ているかどうかのディスカションもしてみます。ここで培った発想力を、クラス講義でのシナリオ開発に役立ててください。また、業界で活躍中のゲスト講師を招き、手がけた作品の企画開発をめぐって質疑応答なども行います。
▎ゲスト講師
港岳彦 MINATO Takehiko
1974年生まれ。95年、日本映画学校(現日本映画大学)ドキュメンタリー演出コース卒。 98年『僕がこの街で死んだことなんかあの人は知らない』で、シナリオ作家協会主催大伴昌司賞受賞。08年『イサク』(いまおかしんじ監督)で第四回ピンクシナリオコンクール入選。24年4月より九州大学で教授を務める。 主な脚本作品に『あゝ、荒野前篇・後篇』(17)、『アナログ』(23)、『正欲』(23)、NHKドラマ『仮想儀礼』(23)、『ゴールド・ボーイ」(24)、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(24)、『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』(26年公開予定)など。