フィクション・コース受講生希望者全員が修了制作を制作し、出来上がった作品は全部で23本。
その中から講師陣によるセレクト5作品に加え、受講生からの投票で選ばれた1作品、計6作品を上映いたします。
いずれも傑作ばかりです!

8/28(火)18:30 open 19:00 start
会場:ユーロライブ 〔ユーロスペース内/渋谷区円山町1-5 2F〕
入場無料
トークゲスト:
篠崎誠(映画監督『SHARING』『おかえり』他/立教大学現代心理学部教授:著書「黒沢清の恐怖の映画史」)、池田千尋(映画監督/脚本家『クリーピー〜偽りの殺人』(脚本)、『先輩と彼女』)
※上映後、5分の休憩を挟みトークとなります。

【担当講師からのメッセージ】

この程度の映画なら自分にも撮れる。自分ならもっと優れた映画が撮れる。そう思った人は思うだけでなく本当に撮ってみるべきだ。思うだけなら誰にでもできる。だが映画はそう簡単に自分の思い通りになってはくれない。それが現実というものだ。その映画の現実を痛いほど理解するところから新しい映画作りが始まる。新しい映画は彼らのように本当に映画を作ってみたものにしか作れない。
ー西山洋市

物語を語るって、俳優を演出するって、キャメラ・ポジションって、何? 自分が思い描いたことって何でこんなにも伝わらないの? 彼らはひたすら撮りながら、具体的な問題にぶつかることで頭でっかちになりがちな自分を乗り越え、映画の本能を身につけていった、と思う。合言葉は「全員が短編を撮る!」。これはそのホンの一部です。
ー高橋洋

21期生の飲み会で、彼らは映画を撮ることの楽しさと同時に、自分が撮ったものを見てもらう恐ろしさも語っていた。初めて他人に見せることを意識しはじめた彼らの、一年間の成果をぜひ見てほしい。いびつだけれど、映画として輝く瞬間が必ずどこかにある6本です。
ー大工原正樹

【上映作品/上映順】

kobayashi_wanderer_still『ワンダラー』(2018/HD/20min)
監督・脚本:小林瑛美
キャスト: 榎本彩乃 小嶋貴子 釜口恵太

恋人の突然の出張で単身デンマーク旅行に行くことになった咲子。出発日に彼女はなぜか家に留まってしまい……。

takahashi_main『に、近づいて』(2018/HD/19min)
監督・脚本:髙橋裕美
キャスト:髙橋良子 髙橋裕美

最期に、近づいて。人生の達人に、近づいて。祖母に近づいて、みえた彼女の生きる“かたち”とは。

shibayama_syuuryou『噪がずに生きている』(2018/HD/20min)
監督・脚本:芝山健太
キャスト: 鈴木睦海 小田原直也 高橋ルネ 石山優太

2人のあやかと乾いた紫陽花。蕩揺するワンピース。海辺でのまなざしについて。

oonishi_02『じごくどう』(2018/HD/20min)
監督:大西泰二郎 脚本:大西泰二郎、本間玲音
キャスト: 鈴木睦海 石山優太 栗田一生 釜口恵太 田中康隆

スキャンダルを起こし事務所を解雇されたアイドルのヒナコがネット動画で河童のミイラを探すことになるが……。

koyanagi_1『dwelling』(2018/HD/17min)
監督・脚本:小柳多央
キャスト:haru 石原朋香 早田隆嶺 青山晴子 ナナ(犬)

ここではない、どこか遠くへ。見知らぬ友人の奇妙な依頼をきっかけに引きこもりの彼女は家を出ることにした。

namigiwa_1『なみぎわ』(2018/HD/20min)
監督・脚本:常間地裕
キャスト:山田将 サトウヒロキ 小田篤

大人と子供、その間で揺れながら生きる二人の日常が、これからの二人にとって特別な1日へと変わっていく。

【本年度エントリー作品一覧】
大西泰二郎『じごくどう』金子俊夫『reborn』狩野智彦『ラリー』小嶋貴子『ヒモ男と女たち』小林瑛美『ワンダラー』小柳多央西後知春『感謝』『dwelling』佐藤広明『夏のつづき』芝山健太『噪ずに生きている』洲崎翔『未定』鈴木万理『退屈な夜』早田隆嶺『ニシンの王』高瀬怜『パラドックス』髙橋裕美『に、近づいて』常間地裕『なみぎわ』中川美音『不在祝祭日』那須亮介『The other side』服部佑子『I am __』細野牧郎『ハルモニア』本間玲音『リミット』真島宇一『ポピュラー、及びインサイド』丸山桂『あじさい』山本十雄馬『灰の蛇』

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