awabuku_240第7期フィクション・コース初等科作品
2004年(31分)16mm

監督・脚本・編集:渋田美由貴
製作:岡本乙女 田岡真美 鈴木真理子 撮影:伊藤裕満 秋谷謙太郎 岩本彩 酒井潤 照明:本多瞳 伊藤学 田村壮史 高田伸也 槙原弘子 成冨佳代 録音:長村亜紀 山口大輔 石川正幸 渋谷正太 美術:金子雅和 熊倉美由紀 クエンツ・ガスパール ヘアメイク:本多のぞみ 本多ちえみ スクリプト:平田麻衣子 音楽:番家博子 助監督:西川学歩 加藤幸子 土屋圭 宮前千恵子 三瓶祐毅 撮影アドバイザー:山田達也 ポジ編集:四方智子 タイミング:大谷暁 ネガ編集:相沢尚子 整音:臼井勝 製作管理・進行:市沢真吾 山口博之 リレコ:東京テレビセンター 現像所:IMAGICA

出演:国本綾 服部竜三郎 山岡敏子 猪又武春 荒井萌 筒井明日 津ヶ谷伸子 吉広貫一

【あらすじ】母の死、父の失踪、犬の骨、それを拝む祖母、兄の病気。幸はそれらを拒否するわけでもなく、受け入れるわけでもない。それらは、ただそこにあった。ただそれだけ。少し度が合っていないコンタクトを通してみるそれらは、幸にとってごく平凡な日常だった。ある日、突然の父の帰宅とともに何かが少しズレた。蓋が少しだけ外れ、そこから何かが少しづつもれるような、そんなズレだ。それらは、初めてつけるコンタクトのように、幸に違和感を感じさせた。九州の片田舎に住む小さな家族に夏とともに訪れる小さな変化が、幸にも小さな変化をもたらす。それは成長とも呼べるものなのかもしれない。「全ては見えなかったのか、それとも見ようとしなかっただけなのか。ただ一つ言えるのは、今は全て見える」。