kawakita

プロフィール

映像翻訳講座演習Ⅱ科修了。2010年3月トライアル合格。

コメント

ふとした人生の転機が訪れ、何か新しい仕事に挑戦する状況になり、憧れていた映画の字幕翻訳にトライしてみようと思い立ちました。やるからには、手習いごと的にではなく、プロになるぞと覚悟して、字幕翻訳や学校のリサーチを開始。そのなかで、映画美学校は“いい意味で”目立っていました。ひとつひとつの映画は表現者が創った作品であり、それに対して最大の敬意を払う姿勢が第一に感じられたからです。その姿勢に共感すると同時に、ものすごく高い壁を突きつけられて俄然やる気になりました。
 一流の翻訳者、制作者の先生方の授業は毎回、発見の連続でした。1枚につき、わずか十数文字の字幕を、物語、キャラクター、原文、自然な日本語、見栄え(画面を不必要に汚していないか)など実にさまざまな観点からとらえ、受講生みんなで議論を重ねていきました。アットホームな雰囲気で、和気あいあいの楽しい時間でした。決して正しい一つの答えはなく、翻訳者としてどのように作品に寄り添うべきか、ということを講座で学びました。
 演習科修了後、思いがけずトライアルに合格し、少しずつ映像翻訳のキャリアを重ねはじめたところですが、高い壁はまだそびえ立ったまま。しかし、憧れのプロに一歩近づけたので、はるばる関西から夜行バスで毎週講座に通って頑張ったかいがあったなあ、と自分に感動、そして映画美学校に感謝しています。映像翻訳者を目指す方には、私は自信をもって映画美学校をお勧めします。
 「決まったルールを気にするよりも、目の前の作品に向き合いなさい」という先生の言葉を肝に銘じつつ、今後も頑張っていきたいと思います。