プロフィール

安里麻里(Asato Mari)
最新作は高良健吾主演『アンダー・ユア・ベッド』(2019)。

撮影助手、助監督を経て、2004年『独立少女紅蓮隊』で劇場長編映画デビュー。主な監督脚本作は水川あさみ主演『バイロケーション』(2014)、中条あやみ主演『劇場版零~ゼロ~』(2014)、山崎賢人・広瀬アリスW主演『氷菓』(2017)など。

映画美学校に入学したきっかけ

大学の映画サークルに入っていた時に、黒沢清監督が映画の学校をつくるらしい!という噂を聞いて受けたのがきっかけ。最強の自主映画作家を育てる、というスローガン?を元に、学生から社会人から幅広い自主映画人が集結していた。

映画美学校で印象に残っている出来事

講師陣がいつも「正しい」「正しくない」という言い方で私達生徒の論評をしていたのが忘れられない。今の人が聞くとギョッとするかもしれないけれど、要するに、講師たちは、曖昧に論評する事がなかった。「こういうのもありだよね」とは言わない。「これは映画的に正しくない」と言っていた。最近その事を黒沢監督に問うたら、「あの頃はあえて、そういう言い方でやっていこう」と初めに話したのだそう。当時の講師陣の並々ならぬ覚悟を想像する。おかげで、衝撃だらけの講義体験をできた。そのぶん、講師たちが各々、当時何を根本としているか(映画史的な流れも含めて)掴めたし、「自分はそうは思わない」など、自分にとっての在り方も育んだと思う。

現在/これからのこと

今、映画業界は誰から見ても未曽有の変革の時だと思います。私個人も日々、色々な意味で逆転現象の予兆を感じています。今まで無かった映像表現の在り方、物語の在り方、どこに転がるか分からない、いや、どこへでも転がれる気がする。わくわくします。

フィクション・コースの受講を検討している方々へのメッセージ

今こそ、映画美学校は、貴重なプラットフォームになると強く感じています。本当に。ここには、たくさんの才能の出入り、繋がりがある。今、映像を通して何か表現をしたい人、また、この映画美学校という学校に興味が湧く人は、是非、門を叩いて欲しい。そして、これまでのこの学校の持つポテンシャルを自分に活かして、新しい映画の在り方を、エネルギッシュに開花させて欲しいです。期待しています。

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