JSE_H1-212x300近年、新しい映画映像作品のコンペと上映イベントを連動させる企画・映画祭が全国各地で開催されています。ぴあフィルムフェスティバルのような歴史のあるものから、従来からある短編映画祭、この数年の間に“自主制作”映画をプログラムの中心に据える映画祭が次々に生まれ、大規模な国際映画祭も自主制作映画への目配りを怠っていません。

制作者とその関係者たちで大いに盛り上がるライブのような上映会(イベント)、映画祭を渡り歩くつくり手たち、映画祭やイベントを足がかりに劇場公開にいたるつくり手たち……。劇場公開される日本映画は600本を超え、“自主制作映画”は、ますます盛り上がる…?

このジャンルの上映者、プログラム・ディレクターなどが集まり、上映者の視点から、“自主制作映画”の現状と可能性について、ディスカッションを行います。

【開催概要】

日時: 2016年12月23日(金・祝日)
12:30~ 上映Aプログラム [123分]
15:00~ 上映Bプログラム [125分] (上映終了後、入替)
17:30~19:30 ディスカッション 「私たちはなぜ“自主(制作)映画”を上映するのか」

ディスカッション パネリスト:
菅原睦子(ショートピース!仙台短篇映画祭実行委員長)
鶴岡明史(ちば映画祭実行委員会)
直井卓俊(スポッテッドプロダクションズ代表/MOOSIC LAB主宰)
宮崎善文(松本CINEMAセレクト代表理事/コミュニティシネマセンター理事)
沢村敏(東京テアトル映像事業部編成担当)

会場: 映画美学校試写室 [70席]  渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F

チケット料金(1日券):
整理番号付前売券 500円 (映画美学校事務局にて販売) 
当日券 600円 
※当日券は12:00より販売します。
※Aプロ、Bプロは入替なし。12:15より整理番号順での入場。
※上映Bプログラム終了後入替を行い、ディスカッションは17:20より整理番号順の入場。
※整理番号のない映画美学校映画祭の前売券はご利用できません。
主催:文化庁平成28年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業 一般社団法人コミュニティシネマセンター 共催:特定非営利活動法人映画美学校 制作:コミュニティシネマセンター

 【パネリストプロフィール】
菅原睦子[ショートピース!仙台短篇映画祭実行委員長]
仙台短篇映画祭は、「仙台ムービーアクトプロジェクト」を前身として、2001年にスタート。新しい映画作家の紹介に力を入れ、真利子哲也、濱口竜介、入江悠監督等の作品をいち早く取り上げてきた。近年は、公募で選ばれた作品の上映とともに、ゲストコメンテーターを招いたトークセッションにも注力している。(2013年 入江悠、2014年 直井卓俊、2015年 林海象、2016年田中要次)菅原氏はスタート当初から実行委員会に参加、現在は実行委員長をつとめる。

鶴岡明史[ちば映画祭実行委員会]
2008年にはじまったちば映画祭は、千葉県内で上映されない若手監督の作品を中心にプログラムを組んでいる。主に国内外の映画祭で上映、受賞した自主制作映画から上映作品を選出。村松正浩、山戸結希、二宮健、杉田協士など、注目若手監督の特集上映を積極的に行う。鶴岡氏は実行委員会スタッフとして、各地の映画祭や上映会などに出向き、自主制作の情報収集など活動。

宮崎善文[NPO松本CINEMAセレクト代表、コミュニティシネマセンター理事]
地元松本の映画館で様々な形で自主上映を開催。89年より、定期的な自主上映会「松本CINEMAセレクト」を一人で運営するが、04年借りていた映画館(松本中劇)が閉館。2006年NPO法人コミュニティシネマ松本CINEMAセレクトを設立、上映活動を再開する。現在は、公共施設を借りて年館80日ぐらい上映会を開催。古典から最新の自主制作作品まで幅広く作品を渉猟し、プログラムを組む。

直井卓俊[株式会社スポッテッドプロダクションズ代表取締役/MOOSIC LAB主宰]
主な配給宣伝作品に『童貞。をプロデュース』(07)『SRサイタマノラッパー』シリーズ(08-12)『フラッシュバックメモリーズ3D』(12)『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(13)『百円の恋』(14)『At the terrace テラスにて』(16)『14の夜』(16)、企画プロデュース作品に『劇場版神聖かまってちゃん』(11)『MOOSICLAB』(12-16)『私たちのハァハァ』(15)『はらはらなのか。』(17)など。2014年より京都造形芸術大学の非常勤講師も担当している。

沢村敏[東京テアトル株式会社映像事業部編成部]
95年東京テアトル入社。支配人業務を経て、2003年よりテアトル系の番組編成を行う。現在は「テアトル新宿」、「キネカ大森」、「新所沢レッツシネパーク」を担当。近年では『百円の恋』、『恋人たち』、『ディストラクション・ベイビーズ』、『オーバー・フェンス』『この世界の片隅に』等で話題を集める。また、 田辺・弁慶映画祭では予選から審査を担当し、グランプリ作品を「テアトル新宿」のレイトショーに組み込むなど、新しい才能の発掘にも積極的に取り組んでいる。

[司会]市沢真吾、四方智子[映画美学校]

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