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自分たちで作った映画を映画館で上映したい!
ミニシアター支配人など現場のプロから
映画館での公開や、地方での上映に必要な基本的な知識を学ぶ短期集中講座

デジタル技術の進歩によって映画制作がより身近になり、誰もが映画を作ることができるようになりました。
製作本数・公開本数は急増し、映画制作を教える大学や専門学校も増えています。
その一方、映画の”上映”について学ぶ機会はほとんどありません。
この講座では、若い映画の作り手を対象に、実際に自分たちで配給宣伝を行ったインディペンデント映画の製作者や、ミニシアターの支配人など現場のプロフェッショナルを講師に迎え、映画館での公開や、地方での上映に必要な基本的な知識を学びます。

本講座は受付を終了いたしました。(2020/11/30 映画美学校事務局)

2020年12月4日[金],5日[土],12日[土] 全5コマ

会場|映画美学校(オンラインも参加可能)

参加対象:
18才以上。映画館での上映を考えるインディペンデントの映画製作者ならどなたでも参加できます。

会場参加:7,500円(定員10名)
オンライン:5,000円(定員30名)
*オンラインでの参加者は、講師への質問等はチャットのみとなります。
*単発での受講は出来ません。
*会場での参加を希望される方でも、体調不良等の場合はオンライン受講することもできます。

参加申込方法:
参加を希望する方は、11月26日までに下記項目をご記入のうえ、メールにてお申し込みください。
申込みを確認後、参加費のお支払い方法をお知らせします。その後、入金が確認され次第ご連絡致します。※定員になり次第締め切らせていただきます。

(1)件名「映画のつくり手のための上映入門講座 受講希望」
(2)名前(ふりがな)
(3)郵便番号・住所
(4)電話番号
(5)Email
(6)生年月日
(7)出身地
(8)学校名・勤務先
(9)これまでの映画制作経験
(10)受講を希望する理由
(11)参加方法:(会場での参加・オンライン参加)

お申込みに関する確認メールは、11月20日以降にお送りいたします。
申込状況によって抽選となる場合がございますので、予めご了承ください。
申込窓口は「一般社団法人コミュニティシネマセンター」となります。参加に際してのご質問やお問い合わせは、一般社団法人コミュニティシネマセンターまでお願いいたします。

【カリキュラム】
❶12月4日[金] 19:00~21:00(120分)
ガイダンス/事例紹介―インディペンデント映画が劇場公開されるまで
映画はどのように公開されるのか。今年9月にユーロスペースで公開され話題となった『アボカドの固さ』(2020)の城真也監督ほか製作陣と、ドキュメンタリー映画『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』(2016)、『もうろうをいきる』(2017)、『シスターフッド』(2019)等の西原孝至監督を招き、インディペンデント作品が実際に上映されるまでの行程を聞きます。
城真也(映画監督)、西原孝至(映画監督)ほか

❷12月5日[土] 14:30~16:00(90分)
映画上映に関する基礎知識―ミニシアターって何だ?
そもそも「ミニシアター」ってどんな映画館をさすのでしょう。ミニシアターやシネコン(シネマコンプレックス)といった映画館、シネマテーク、映画祭など、映画上映の歴史と現状について解説します。
コミュニティシネマセンター

❸12月5日[土] 16:30~18:30(120分)
ミニシアター支配人に聞く①―地域におけるインディペンデント映画の上映
インディペンデント映画を積極的に上映している地域の映画館や映画祭等、上映者の話を聞きます。

田中誠一(出町座・座長/プロデューサー)
フリーランスで映画宣伝などの経験を積みシマフィルムに入社。自社製作映画のプロデュースの傍ら、2013年より〈立誠シネマプロジェクト×シネマカレッジ京都〉事業を立ち上げ、企画運営を担当。2017年、出町桝形商店街に「出町座」開館、座長となる。2019年、関西のミニシアター4館でインディペンデント映画を紹介する「次世代映画ショーケース」を企画、開催した。認定NPO法人東京フィルメックス理事。

宮崎善文(松本CINEMAセレクト代表)
1989年より自主上映会「松本CINEMAセレクト」を運営。会場としていた映画館が閉館した後、2006年NPO法人コミュニティシネマ松本CINEMAセレクトを設立。現在は公共ホールを借りて年間約80日上映会を実施している。古典から最新の自主制作映画まで幅広く渉猟し、プログラムを組む。若い作り手の作品も積極的に上映。

志尾睦子(シネマテーク高崎映画総支配人/高崎映画祭プロデューサー)
1999年からボランティアスタッフとして高崎映画祭に参加。2004年群馬県内初のミニシアター、シネマテークたかさきを開館、支配人に就任(現在は総支配人)。高崎映画祭ディレクターを経て、2008年より高崎映画祭プロデューサーを務める。「(若手)監督たちの現在」部門等で日本映画界の新しい才能を積極的に紹介している。

❹12月12日[土] 14:30~16:30(120分)
ミニシアター支配人に聞く②―東京のミニシアターとインディペンデント映画
東京で新たな作り手の作品を積極的に紹介しているミニシアターの支配人らによるトーク。

北條誠人(ユーロスペース支配人)
大学在学中から映画の自主上映に携わり、87年、ミニシアター「ユーロスペース」の支配人に。ミニシアター文化の拠点として通常の上映に加え、映画の製作・配給、特集上映等、様々な企画を手掛ける。国内外のアート系作品以外に、インディーズ映画も数多く上映している。

大槻貴宏(ポレポレ東中野代表/下北沢トリウッド代表)
1999年に「下北沢トリウッド」を設立し、新海誠など多くの新人監督の作品を発掘、上映する。2003年に「ポレポレ東中野」を開館。代表としてドキュメンタリーや若手作家中心のプログラムを組み、運営を続けている。2004年から映画企画・製作にも携わるようになり、最近ではヨーロッパ企画による映画『ドロステのはてで僕ら』(2020)の製作を行った。

❺12月12日[土] 17:00~18:30(90分)[スタジオ]
講師とのフリーディスカッション
自作の公開についてのアドバイス等も、直接講師に聞くことができます。

この講座は、新型コロナウイルス感染症予防対策を講じたうえで実施いたします。

主催:文化庁 令和2年度「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」 一般社団法人コミュニティシネマセンター 共催・制作協力:特定非営利活動法人映画美学校 制作:コミュニティシネマセンター

お問い合わせ
一般社団法人コミュニティシネマセンター
Tel:050 3535 1573
http://jc3.jp/wp/