shinomiya

 プロフィール

2001年映画美学校フィクション・コース第6期初等科に入学。高等科修了後、撮影助手としてPVや映画、Vシネなどに参加を経て、沖島勲監督『怒る西行』(10)『WHO IS THAT MAN!?あの男は誰だ!?』(13)、大畑創監督『へんげ』(11)、三宅唱監督『PLAYBACK』(12)、西村晋也監督『Sweet Sickness』(13)などの撮影を担当。

コメント

大学で映画サークルに入っていましたが、そろそろ卒業というタイミングで一緒に映画を撮る人も少なくなり、まず映画美学校の映画撮影夏期集中講座に入りました。最初は監督をやりたいと思っていましたが、夏期講座でいろいろな部署を経験してみて、映画を作ること自体が本当に面白かったので、そのままその年のフィクション・コースに入学しました。

大学で映画を撮っていたといっても本格的に撮影していたわけではないので、シナリオを書いてそのシナリオについて誰かと話したり、作った映画を観てもらい、様々な意見をもらうというような経験を映画美学校で出来たのは大きかったです。自分がアウトプットしたものに対して返ってくる反応を実感でき、その中でいろいろなことを考えるようになったのは収穫です。

初等科では結局監督には選ばれなかったので、シナリオを書いて監督する事以外で一番興味のあった撮影を担当しました。その後高等科へ進みましたが、やはり一緒に映画を作っていく仲間と出会えたことは、財産になっています。 今は撮影部を中心に仕事を行っていますが、自分の中では「映画を作るということをやりたい、映画製作全体に関わっていきたい」という思いがあります。ですので仕事での現場だけでなく、自主映画にも参加して、より映画全体に関わっていこうとしています。

映画美学校は自分から積極的になればなるほど、かなり濃い時間が過ごせる場所だなと感じています。通っていた頃は学生だったので、暇さえあれば映画美学校に行ってずっと映画の話をしていました。誰かしらの製作に関わる回数も多かったです。端から見れば遊んでいる風にしか見えなかったかもしれません(笑)、実際遊びながら作っているような感覚ではありました。今も自主映画を作るときは、受講生の頃と同じような気持ちになります。シナリオからロケ場所からキャスティングのことなど色々と映画製作に関することを話しながら制作に臨む。それがとても楽しいです。