松本知恵さん
プロフィール
第1期フィクション・コースに入学。初等科の修了制作として自身の課題である「はるのそら」が選ばれ、監督・脚本を行う。 高等科在学中には塩田明彦監督作品「どこまでもいこう」の助監督・衣装、黒沢清監督作品「大いなる幻影」の美術を担当。 高等科修了後、黒沢清監督や塩田明彦監督の他、廣木隆一監督、矢崎仁司監督、他多数の美術を担当している。近作「八日目の蝉」(成島出監督)で第35回日本ア カデミー賞優秀美術賞を受賞。
コメント
映画美学校に入る以前は恐ろしく何もしていませんでした、引籠り……。映画美学校に入っていろいろありました、家賃が払えなくなって親戚の家に居候となり、携帯電話を持たされ、朝早く起きるようになり、終電に乗ることが当たり前に……。(講師の)黒沢清監督の一言で映画美術の世界に入り今に至るのですが、良かったことといえば、引籠りニートから脱却でき、まともではなくとも自分の名前で仕事して食べていけている……。辞めずに続けられるものに就けたコトですか……。これから映画美学校に入ろうか?と思ってる人に全く参考にならないでしょうが、私にとって映画美学校とはそんなところでした。なにかを教わったではなく、人生が変わる様な人との出会いがたくさんあった……。