!cid_3603947355_1910711フィクション・コース講師の山田達也さんが撮影、フィクション・コース第9期高等科修了生の玉川直人さんが照明を務めた映画『教誨師』が10月6日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開となります。

 

監督・脚本:佐向大
撮影:山田達也 照明:玉川直人 録音:山本タカアキ 美術:安藤真人
エグセクティブプロデューサー:大杉漣 狩野洋平 押田興将
プロデューサー:松田広子

出演:大杉漣 玉置玲央 烏丸せつこ 五頭岳夫 小川登 / 古舘寛治・光石研

製作:TOEKICK★12  ライブラリーガーデン オフィス・シロウズ
2018年/日本/カラー/ 114分/スタンダード(一部、ヴィスタ)/ステレオ
配給:マーメイドフィルム コピアポア・フィルム 宣伝:マーメイドフィルム VALERIA
©「教誨師」members

【劇場公開に寄せて、佐向大監督のコメント】

いい加減で適当で、できるだけ責任から逃れたい。私はそんな人間です。おそらく死刑囚もそうだと思います。
じゃあ何故私は彼らじゃないのか。罪を犯した者と犯さなかった者はどこが違うのか。なんで死ぬのは嫌なのか。
何故生きたいのか。そもそも死者と生者の境界は何か。
ひょっとしたら何も違いはないし、何の理由もないのかもしれません。
だったら自分が日頃大切に思っていることや、しがみついているものは一体何なのだろう?
そんなことを私自身もこの作品を通して知りたいと思いました。

3年前、小さな喫茶店で、この企画を一番最初に話したのが大杉さんでした。
「いいね、やろうよ」。その一言をきっかけにこの作品が生まれました。

私にとって主演俳優以上の存在だった大杉さんの訃報を前に、全く心の整理がついていません。
ただこれだけは言えるのは、人生は限りがある。だからこそ、かけがえのない時間を、かけがえのない仲間とともに、どんなお仕事でも遊びでも手を抜かず、一瞬一瞬を精いっぱい全 力でやられていた方だったのではないか。
あの優しさ、包容力、エネルギーはそんなところからきていたのではないか。今はそんな気がしています。
この作品で大杉漣という役者の凄みを改めて目の当たりにしました。
おそらく皆さんも同じ思いを抱くのではないかと思います。

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