座れ、立て、転がれ、縋り付け、そして『関係』しろ!
それが万田だ!ー万田邦敏

長編最新作『愛のまなざしを』の公開を記念して特集イベントを決定!万田邦敏の「隠れた傑作たち」を上映!

今回の特集では、万田演出のシグネイチャーがはっきりと刻印された「隠れた傑作たち」の上映とともに、万田監督自身の口から、映画演出をめぐる思考と実践について語ります。新作長編『愛のまなざしを』を見て万田邦敏を発見した人も、昔から知っていたという人も、このイベントに参加したらきっともっと万田映画にのめりこんでいくはず!

12月4日(土)17:30 open 18:00 start
会場:アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)〔東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4階〕
トーク:万田邦敏
×三宅隆司(映画研究者)×岩﨑敢志(映画監督・本企画発起人)
料金:1500円(税込)

※ご予約は不要です。当日会場にお越しいただき、ご料金をお支払いください。受付開始は開場と同時の17:30となります。開映間近は混み合うことが予想されますので、お早めのご来場をおすすめいたします。
※上映後、10分程度の休憩を挟みトークとなります。

【上映作品/上映順】

4つ数えろ_1.5.2_kak0 『四つ数えろ』(1978/8mm→デジタル/30min)

脚本:万田邦敏
出演:森本隆司 黒沢清 永山愛子 杉本薫
 
反パロディアス・ユニティ制作作品。ヌーヴェル・ヴァーグの時代に20歳になっていなかった世代の映画。万田邦敏の初期代表作。

七つのけじめ_1.1.5_kako 『恋愛論のけじめ』(1983/8mm→デジタル/3min)

脚本:万田邦敏
出演:渡部純子 神藤光祐

黒沢清、浅野秀二らのパロディアス・ユニティの8人によって制作されたオムニバス映画『新・七つのけじめ』の一編。

夜の足音_kako『夜の足跡』(2002/16mm→デジタル/38min)

脚本:大城宏之 万田邦敏
出演:境利朗 浦工典 五味麗 山西由香

小さな印刷工場に勤める洋は数年来音信不通の母からの依頼でしばらく弟の潤と暮らすことになる。何かと洋に反抗的な態度をとる潤。洋には家族との忌まわしい過去があった。ある日、洋は社長からクビを言い渡される。彼の地味で単調な生活は徐々に狂い始めていく……。

復讐の鐘を打て_1.1.16_kako『復讐の鐘を打て』(2020/HD/27min)

脚本:木村章吾 万田邦敏
出演:田中陸 大田恵里圭 木村知貴

 「目の前に憎むやつが現れたら、君はどうする?」「……殺す」
父親を殺されたボクサー・風間。父親を殺された女・みのり。同じ傷を持つふたりは急速に親密になっていくが……。それぞれの復讐は果たされるのか。勝つのは愛か憎しみか。万田邦敏最新短編。

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万田邦敏 Kunitoshi Manda

1956年生まれ。立教大学在学中に黒沢清らとともに自主映画製作を開始。96年押井守総合監修による実写SF『宇宙貨物船レムナント6』で商業映画監督デビュー。2001年『UNloved』でカンヌ映画祭エキュメニック新人賞、レイル・ドール賞をW受賞。07年『接吻』では全州国際映画祭のオープニングに選ばれた他、高崎映画祭で最優秀作品賞ほか数多くの賞を受賞。その他の監督作に『あのトンネル(The Tunnel)』(04)、『ありがとう』(06)、『イヌミチ』(13)、『SYNCHRONIZER』(17)など。最新作は現在公開中の『愛のまなざしを』(20)。著書に『再履修とっても恥ずかしゼミナール』(港の人)、共著に『映画の授業 映画美学校の教室から』(青土社)がある。

三宅隆司

映画研究者。論文『〈詩人〉の肖像:Nuestro Cineにおけるビクトル・エリセの映画批評についての考察』(『立教映像身体学研究』第5号)、『シネアスタ・ビクトル・エリセ:秘密の話し相手との対話』 (博士論文)。

岩﨑敢志

本企画の発起人。映画美学校フィクション・コース第22期高等科修了。万田邦敏監督指導のもと制作した『転回』がPFFアワード2021で審査員特別賞を受賞。

【ご来場の皆さまへ】
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、以下の対策にご協力をお願いいたします。
・ご来場の際は必ずマスクを着用の上、手指消毒や検温のご協力をお願いいたします。
・体調の優れない方、37.5度以上の発熱のある方については、ご入場をお断りする場合がございます。
・近距離(1m以内)での長時間(10分以上)の会話は、感染拡大を助長する可能性がありますのでご遠慮下さい。

万田邦敏監督特集「演出のまなざし」チラシ

※フィルムからデジタル化した作品はSD画質での上映となります。

主催:フィクション・コース第22期有志
共催:映画美学校


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