港千尋
1960年生まれ。多摩美術大学助教授。大学在学中にガセイ奨学金(アルゼンチン)を受け南米各地に滞在。85年よりパリを拠点として写真家、批評家として活動。98年、東京のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で行われた「移動する聖地」展に森田裕之とのコラボレーション《記憶の庭》を出品。同年末にはパリで写真展を行った。
写真集に「波と耳飾り」(新潮社)、「明日、広場でーヨーロッパ1989-1994」など。著書に「群衆論」(リブロポート)、「考える皮膚」(青土社)、「注視者の日記」(みすず書房)、「記憶ー「創造」と「想起」の力」、(講談社選書 メティエ/サントリー学芸賞受賞)、「写真という出来事ークロニクル1988-1994」(河出書房新社)、「映像論ー《光の世紀》から《記憶の世紀》へ」、(NHKブックス)、「自然まだ見ぬ記憶へ」(NTT出版)、「瞬間の山」(インスクリプト/以文社)、「群衆論」(筑摩書房)、「影絵の戦いー9・11以降のイメージ空間」(岩波書店)など。監督作品としてドキュメンタリー『チェンバレンの厨子甕』(06)がある。