鈴木一誌
1950年生まれ。大学在学中よりグラフィックデザイナー杉浦康平の事務所で働き、そのまま十二年在籍する。85年に独立。ブックデザインを中心に現在に至る。
主な仕事に「クロニック世界全史」(講談社)、「戦後50年」(毎日新聞社)、「JAPAN ALMANAC」(朝日新聞社)、「大辞泉」(小学館)など。平成10年度講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。映画関係のデザイン書籍としては「加藤泰 作品集」(大和書房)、「鈴木清順 全映画」(立風書房)、「映画監督 中川信夫」(リブロポート)、「映画を穫る 小川紳介」(筑摩書房)などがある。
なお、デザイナーの仕事と併行して映画批評も執筆。「愛の映像、愛の退場」は81年のダゲレオ出版評論賞の優秀作と なった。著書に「画面の誕生」(みすず書房)「ページと力」(青土社)、「映画の呼吸 澤井信一郎の監督作法」(ワイズ出版/澤井信一郎と共著)など。