arekara_2402012/HD/63min
フィクション・コース第14期高等科コラボレーション作品

監督:篠崎誠 脚本:酒井善三 プロデューサー:松田広子 撮影:山田達也、金山翔太郎、川口諒太郎 照明:玉川直人、杉山修平、藤田峻平 録音:臼井勝、百々保之、酒井善三 美術:山下知恵、岩本圭介、近藤佳菜子、丸山夏奈 演出:宮崎圭祐、多賀祐輔、山口裕輝 制作:岩崎僚、高橋歳行、畠山隼一 編集:宮崎圭祐 音楽:柳下美恵 助監督:久保朝洋 

キャスト:竹厚綾、磯辺泰宏、太田美恵、木村知貴、川瀬陽太、杉浦千鶴子、伊沢磨紀

第25回東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門 正式出品
第22回映画祭TAMA CINEMA FORUM 正式出品

東日本を大地震が襲ったその夜、東京郊外の靴屋に勤める祥子は、被災地に暮らす恋人・正志と連絡がつかず心配していた。余震が続く日々の中ようやく通じた電話で、正志が地震をきっかけに心のバランスを崩して入院したことを、彼の家族から知らされる。
タイトルに含まれた「あれ」が示すのは、必ずしも東日本大震災のことばかりではない。それは実際の大震災が、それ以前から存在していたにも関わらず顧みられることのなかった数々の問題を浮き彫りにしたこととも似ている。地震とそれに伴って引き起こされた様々な事柄とに、極めて倫理的に向き合った作品。(結城秀勇)