pamera_240フィクション・コース第10期高等科修了作品
2011/25分/16mm

監督:平澤博 蓼沼風太 麻生忠 海田晃弘 宮崎大祐
制作:海田晃弘 蓼沼風太 脚本:秋山直人 原案:宮崎大祐 助監督:久保陽一 演出助手:麻生忠 撮影:福井早野香 宮崎大祐 照明:平澤博 照明助手:川上高広 録音:梶原将一 須永恵介 美術:伊藤智之 美術助手:村本哲人 山崎悠太 整音:海田晃弘 黄永昌 音楽:広瀬正人 タイトルデザイン:濱田公望 撮影アドバイザー:山田達也
キャスト:扇田拓也 宮田亜紀 加藤真弓 柳田威生 古澤健 武井綾子 武井幹夫 海田晃弘 井樋口侑里

圭一の妻・幸恵は、夜な夜な倉庫にある檻の中に閉じこもる。妻を理解できず、かと言って理由を問いただすこともできない圭一。ある日、妹の明子が訪ねてくる。明子にとって倉庫の檻は、父親との忌まわしい過去そのものだった。
檻の中に閉じこもる妻、亡き父の土地、そして父の亡霊。まるで土地自体に根付いてでもいるかのような不穏さに、登場人物たちは包まれている。それが噴出するラストは見る者を圧倒する。(結城秀勇)