okeya_240第2期フィクション・コース高等科コラボレーション作品
2000年(28分)16mm→BETACAM

監督・脚本:西山洋市
助監督:松村浩行 石住武史 宮田啓治 プロデューサー:松本正道 堀越謙三 アソシエイト・プロデューサー:山口博之 安井豊 大坪真理 スタッフ:撮影:足代裕希 水口波 笹田留美 照明:葛生賢 土屋直人 録音:加藤慶子 谷口二郎 竹本直美 美術:木村有理子 鈴木紀子 山本浩子 編集・スクリプター:四方智子 編集助手:大野敦子 音楽:村山竜二 ロシア語翻訳:四十万香織 中野葉子 車両:居原田眞美 浦井崇 尾崎淳一 久代真喜 佐藤元一 白石賢士 松山智 製作:黒澤美穂 撮影アドバイザー:宮武嘉昭 録音・整音アドバイザー:臼井勝 編集アドバイザー:筒井武文 ネガ編集:相沢尚子 現像・テレシネ:SONY PCL リレコ:シネマンブレイン

出演:本田久就 今関朱子 中農稔 宮田亜紀 松川信 おかだ寛美 堀内博 沖島勲 蒲田哲 佐倉徹 古川眞二 浜幸一朗 宮野恵子 ハナコカンタ 二橋輝夫

【ものがたり】この映画のストーリー展開は、日本の古い諺“風が吹けば桶屋が儲かる”のプロットにのっとっている。すなわち1.大風が吹く。町には砂ぼこりが舞い上がる。諺によれば、この砂ぼこりによって多くの人が目をやられ、失明するという。2.盲人たちは、古来からの日本社会の伝統に従い、こぞって三味線を習い始める(それを生きる術とするために)。当然三味線の店は繁盛し、三味線が不足する。3.三味線の皮の原料は猫であった。そこで町には猫狩りの嵐が吹き荒れ、瞬く間に猫の数が激減する。4.すると逆に、ネズミの数が爆発的に増える。ネズミが暴れて人々に被害をもたらす。諺によればネズミたちは桶を齧るのだという。5.こうして桶屋が繁盛するというのである。 ……このような異常事態が発生した世界に住んでいる無為徒食の主人公3人が、事態に多かれ少なかれ影響を受けつつ、彼らのペースでいきてゆく様子を描く。

TOKYO FILMex2000上映作品