『霊的ボリシェヴィキ』他、映画美学校実習作品が神戸映画資料館にて多数上映
フィクション・コース第19期高等科コラボレーション作品『霊的ボリシェヴィキ』が2018/6/1(金)より神戸映画資料館にて上映されます。それに合わせて、講師の高橋洋さんが今まで映画美学校にて監督された作品を多数上映いたします。
『霊的ボリシェヴィキ』
2018年6月1日(金)〜10日(日)
監督:高橋洋 撮影:山田達也 照明:玉川直人
録音:臼井勝 音楽:長嶌寛幸 製作:映画美学校
出演:韓英恵、巴山祐樹、長宗我部陽子、高木公佑、近藤笑菜、河野知美、本間菜穂、南谷朝子、伊藤洋三郎
集音マイクがそこかしこに仕掛けられた奇妙な施設。呼び集められたのは、かつて “あの世に触れた” ことがあるという “ゲスト” と呼ばれる男女たちだった。その中の一人、由紀子には、幼い頃 “神隠し” に遭遇した過去があった。強すぎる霊気により一切のデジタル機器が通用しないこの場所 で、静かにアナログのテープが回り始める。やがてテープに記録されてゆくのは、人間の領域を踏み越える禁断の心霊実験だった……。
『霊的ボリシェヴィキ』公開記念・高橋洋監督作品集 2018年6月2日(土)・3日(日)、9日(土)・10日(日)
『ソドムの市』
(2004/104分/DVCAM)©2004ホラー番長製作委員会
監督・脚本:高橋洋 撮影:小暮洋輔 美術:山本直輝 音楽:長嶌寛幸
出演:浦井崇、小嶺麗奈、中原翔子、園部貴一
「ホラー番長」シリーズの一本として撮られた高橋洋長編デビュー作。盲目の極悪人「ソドムの市」こと爼渡海市郎(浦井崇)は、最悪の破壊計画をたくらんでいた。発端は18世紀、市郎の祖先、領主市兵衛によって身に覚えのない罪で責め殺された腰元のテレーズ(小嶺麗奈)とキャサリン(宮田亜紀)。それがまったくの濡れ衣だったと判った途端、爼渡海家一族に、二人の女の呪いが襲いかかる。そして現代、呪われた血を受け継いだ市郎はキャサリンそっくりの妹を斬り殺し、悪逆非道を繰り返していた。そこに立ちはだかる復讐の女刑事はテレーズと瓜二つ。市郎は二人の女が呼び寄せる地獄の呪いに絡め取られ、この世を混乱の淵に叩きもうとする。特撮、マブゼ、井原西鶴…高橋洋が好きなものを全部ぶち込んだ、時空を超えた地獄絵巻!
『狂気の海』
(2007/34分/DVCAM)
監督・脚本:高橋洋 撮影:山田達也 録音:臼井勝 音楽:長嶌寛幸
出演:中原翔子、田口トモロヲ、長宗我部陽子
時まさに現代、国会での圧倒的な議席数を背景に日本国首相・真壁晋太郎(田口トモロヲ)は日本を「普通の国」にするべく憲法改正に着手しようとしていた。しかし、首相夫人(中原翔子)はあまりにも憲法九条を愛し過ぎてしまっていた。明らかに狂った形で……。そんな緊迫した事態の中、合衆国大統領が何者かによって呪い殺されるという事件が起きる。動き出す〈FBI霊的国防部〉。捜査官のライス(長宗我部陽子)は、強力な軍事力を背景に首相夫妻を追い詰める。やはり日本は核武装して対抗するほかないのか!? しかし、アメリカすらも思い及ばぬ、言語を絶した人々が日本の地下には潜んでいたのだった……!!映画美学校フィクション・コース第9期高等科コラボレーション実習作品。
『おそらく悪魔が』
(2009/9分/DV)
監督・脚本:高橋洋 出演:伊野紗紀、渡辺あい
『恐怖』を撮り終えたばかりの高橋洋がまたもや撮った「姉妹物」。インチキ霊媒師の姉の言いなりになっている妹。妹は愛する男と叛逆を決意するが……。出演は後に『反駁』を撮る伊野紗紀と『愛∞コンタクト』の渡辺あいの監督コンビ。映画美学校フィクション・コース第13期初等科ミニコラボ実習作品。
『続・おそらく悪魔が』
(2011/11分/DV)
監督・脚本:高橋洋 出演:きむらゆき、八幡みゆき
Jホラーシアターで流れた企画『デアボリック!』を高橋洋が無理やり短編化。霊能姉妹の血の相克に呪われた屋敷。訪れた撮影隊の前に超常現象の嵐が! 出演は『海街diary』のきむらゆきと今や演劇界の大型新人、八幡みゆき。映画美学校フィクション・コース第15期初等科ミニコラボ実習作品。
『炎の天使』
(2012/9分/HD)
監督・脚本:高橋洋 出演:きむらゆき、中川智明
前作の霊感女優まどか(きむらゆき)は演劇集団を率いていた! 「人としてどーなんですか?」が禁句の過酷なオーディション! あまりの罰当たりな所業についに戦車の砲撃が始まった! 高橋洋がこだわる「邪教集団物」の一本。映画美学校フィクション・コース第16期初等科ミニコラボ実習作品。
『代理人アイリーン』
(2015/15分/HD)
監督・脚本:高橋洋 出演:奥崎愛野、的場裕美、山田雄三
高橋洋がカナザワ映画祭「映画の生体解剖」トークで着想を得た「邪教集団物」。神の代理人を名乗る女に森で救われた恋人たち。二人を待ち受けていたのはタコ踊りをする狂った教団だった! 映画美学校フィクション・コース第19期初等科&アクターズ・コース俳優育成ワークショップミニコラボ実習作品。
『旧支配者のキャロル』
(2011/47分/HD)
監督・脚本:高橋洋 撮影:山田達也 録音:臼井勝 音楽:長嶌寛幸
出演:松本若菜、中原翔子、津田寛治、本間玲音、伊藤洋三郎
ホラーから一転「真の人間ドラマ」に初めて挑んだ一作。映画学校の卒業制作の監督に選ばれたみゆき(松本若菜)。彼女は講師であり、憧れの女優、早川ナオミ(中原翔子)に出演を依頼する。監督という大役に熱が入るみゆき。だが、ナオミが科す試練はあまりに過酷だった。「現場では心にスタンガンを持て!」ナオミの言葉を反芻する現場にただならぬ緊張感が走る。プレッシャーと戦うみゆきは、クラスメイトで出演者でもある村井(津田寛治)に支えられながら撮影を続けるが、現場は熾烈を極めていく……。映画美学校フィクション・コース第13期高等科コラボレーション実習作品。
『画廊』
(2017/8分/HD)
監督:高橋洋 脚本:平野未来 出演:古内啓子、高木公佑、浅田麻衣
高橋洋が初めて他人の脚本で監督。絵が一枚も飾られていない画廊にさまよい込んだヒロイン。やがて暗がりに次々と投影されてゆくのは自分がかつて見た悪夢だった。悪夢の前で審問が開始される…。『霊的ボリシェヴィキ』の髙木公佑が学外からゲスト出演! 映画美学校脚本コース第6期高等科映像化演習作品。
『アウグスト・ストリンドベリ全集 生霊人間』
(2018/21分/HD)
監督・脚本:高橋洋 出演:湯川紋子 石山優太 那須愛美 釜口恵太
舞台俳優、石山には秘かな企みがあった。いつも死ぬ役ばかりでウンザリだ。今度は自分がエチュード劇を主宰して、絶対死なない役をゲットしてやる! だが役者仲間の湯川が自身の生霊体験を話し始めたばかりに、稽古はコントロール不能に陥ってゆく……。「ゲーテを越えようとしてオカルトに走った?」北欧の大劇作家ストリンドベリの戯曲が原型をとどめない展開に!映画美学校フィクション・コース第21期初等科&アクターズ・コース俳優養成講座2017ミニコラボ実習作品。
お問い合わせ
映画美学校
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F
電話番号:03-5459-1850 FAX番号:03-3464-5507
受付時間(月ー土) 12:00-20:00
ウェブサイトからのお問い合わせはこちら