『勝手にふるえてろ』東京国際映画祭 観客賞受賞!
フィクション・コース第1期高等科修了生の大九明子さんが監督・脚本を担当した『勝手にふるえてろ』が東京国際映画祭のコンペティション部門観客賞を受賞しました!
12月23日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショーとなります。
原作:綿矢りさ『勝手にふるえてろ』文春文庫 監督・脚本:大九明子 音楽:髙野正樹 主題歌:黒猫チェルシー「ベイビーユー」(Sony Music Records) 企画協力:文藝春秋 制作プロダクション:ホリプロ 配給・宣伝:ファントム・フィルム©2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会(日本/5.1ch/カラー/117分)
【イントロダクション】
24歳のOLヨシカは中学の同級生“イチ”へ10年間片思い中!過去のイチとの思い出を召喚したり、趣味である絶滅した動物について夜通し調べたり、博物館からアンモナイトを払い下げてもらったりと、1人忙しい毎日。そんなヨシカの前へ会社の同期で熱烈に愛してくれる”リアル恋愛”の彼氏“ニ”が突如現れた!!「人生初告られた!」とテンションがあがるも、いまいちニとの関係に乗り切れないヨシカ。まったくタイプではないニへの態度は冷たい。ある出来事をきっかけに「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」と思い立ち、同級生の名を騙り同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが・・・。
”脳内片思い”と”リアル恋愛”の2人の彼氏、理想と現実、どっちも欲しいし、どっちも欲しくない・・・恋愛に臆病で、片思い経験しかないヨシカが、もがき、苦しみながら本当の自分を解き放つ!!ラブコメ史上最もキラキラしていない主人公の暴走する恋の行方を、最後まで応援したくなる痛快エンターテインメントがついに誕生!!
芥川賞作家 綿矢りさの真骨頂!妄想力爆発の恋愛小説が待望の映画化。
原作は、01年に「インストール」でデビュー、「蹴りたい背中」で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説。十八番とも言える毒舌さえわたる切れ味のいいモノローグで女性のリアルな感情を描き高い評価を受けている。『インストール』(04)に続く2作目の映画化となる本作のメガホンを取ったのは、『でーれーガールズ』(15)などで、現代の女性を優しい視線で描いてきた大九明子監督。
今世紀最高のコメディエンヌの誕生!いま最も注目を浴びる女優・松岡茉優初主演作。
主演を務めるのは、映画初主演となる女優・松岡茉優。映画『ちはやふる』での若宮詩暢役が記憶に新しく、ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」、「コウノドリ2」への出演が立て続くなど、若手実力派として映画にTVに大活躍中。不器用すぎる主人公ヨシカを演じきり、コメディエンヌとしての才能を存分に見せつける。スクリーンいっぱいに放たれるそのキュートな魅力に、老若男女問わず誰もが喝采を送りたくなること間違いなし。そんなヨシカの“リアル恋愛”の彼氏に黒猫チェルシーで、ボーカルを務めながら、役者・映画監督としても独特の存在感を放つ渡辺大知。黒猫チェルシーが手掛ける本作の主題歌「ベイビーユー」ではストレートに恋する気持ちを歌い上げ、映画に彩りを添えている。そして“脳内片思い”の彼氏には、DISH//でボーカル・ギターを務め、『君の膵臓をたべたい』、『恋と嘘』など話題作への出演が続く、人気急上昇中の若手俳優・北村匠海。その他、ヨシカを取り巻く共演者には、石橋杏奈、古舘寛治(正式には、外字の舘(※舎官)となります。WEB上では、表現できない文字なので「舘」を使用しています)、片桐はいりなど超個性的なキャストの競演も見逃せない。
【ストーリー】
早朝のハンバーガーショップにて。金髪店員に向かって語りかける江藤良香(ヨシカ/松岡茉優)、24歳。趣味は絶滅した動物をネットで調べること。購入したアンモナイトの化石を愛でる毎日。「本能のままにイチと結婚しても絶対幸せになれない。結婚式当日もイチが心変わりしないようにって、野蛮に監視役続けてなくちゃならない、そんなんで幸せなんて味わえるかよ。その点ニならまるでひと事みたいにお式堪能できちゃう。ドレスのままチャペルから何だか知らんが丘駆け下りてわがままにニのこと放ったらかして、波と戯れたりデコルテあらわなドレスで肩上下させてハーハーしたりして花嫁タイムをエンジョイできちゃう」
そう、ヨシカには彼氏が2人いる――― 1人は中学時代からの片思い相手 イチ(北村匠海)
同級生からマスコット扱いされ、いじられているのを教室の片隅から見つめることしかできなかった相手。好きだから見たい、見たいけど気づかれちゃダメという屈折した感情から、視野の端でイチを見る”視野見”という攻略法を編み出し、イチをモチーフに漫画を描くほど恋心はこじれていた。10年前の運動会で言われた一言が、今も胸に残っている。「こっち見て、俺を見て」
もう1人は同じ会社の営業として働く同期 二(渡辺大地)
経理と営業として出会い、同期会という名の飲み会で連絡先を交換した。正確には少々強引に交換させられた。テクノの流れるクラブでのデートの後、酔っ払ったニから「俺と付き合ってください」と本気の告白をされる。「人生初、告られた!」とテンションが急上昇するも、正直タイプではない。
ある夜、電気ストーブが布団に引火するというボヤ騒ぎを起こし、死ぬ前にせめてもう一度イチに会いたいと覚悟が固まる。「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」そこからヨシカは、アメリカに転校した同級生の名を騙って同窓会を計画。ニとのデートも上の空。そして、ついに待ちに待ったイチとの再会の日が訪れるが、会話に全然入っていけないヨシカ。イチを含む上京組のグループになんとか加わり、ニが使った強引すぎる方法で無理やり連絡先を交換、東京で再び会う約束をとりつける。
2度目の再会。夜明けのベランダでアンモナイトの生態で盛り上がるヨシカとイチ。「あの頃に君と友達になりたかったな」しかし、次にイチの口から発せられたのは、衝撃の一言だった・・・
公式HP:http://furuetero-movie.com/
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