『バーミー』が第35回トリノ国際映画祭 <長編コンペティション部門>正式招待決定
2001年度ドキュメンタリー・コース修了生の田中隼さん監督作品『バーミー』が、第35回トリノ国際映画祭 <長編コンペティション部門>へ正式招待されることとなりました。また、2018年1月20日(土)より新宿シネマカリテにて2週間レイトショー公開されます。
Japan | 2017 | 100min. | Color | Scope | DCP | Stereo
監督:田中 隼 出演:行永浩信・中里広海・柘植美咲・桂木悠希・柳 東史
70万円という僅かな制作費で完成した映画「バーミー」は、2017年3月に第12回大阪アジアン映画祭でワールドプレミアを行い、世界へと公開されました。わずか2回の上映にも関わらず、独特な演出や音楽の使い方、力強い画面、そして挑戦的なコンセプトが注目を集め、多くの海外メディアがレビューを掲載。その驚きと評価の声は着実に昂まりを見せ、この度、第35回トリノ国際映画祭 <長編コンペティション部門>への正式招待が決定いたしました。海外セールスとして日活株式会社国際事業チームと正式契約を結び、今まさに世界に向けて大きく羽ばたこうとしています。
「完成されたデビュー作。黒沢清の後継者がここにいるのか観てみよう – Asian Film Vault -」
「オリジナリティーに富んだ新しい切り口で“Jホラー”に切り込む作品 – Screen Anarchy -」
「このやさしくねじれた物語はJホラーファンを超えた幅広い客層を惹きつける – VCinema -」
「フィナーレに差し掛かると、作品はタイトル通り、観客を翻弄するシュールで非現実的な様相を帯びはじめる。それは“barmy”(イカれている)、まったく“barmy”だ – easternKicks -」
【ストーリー】
市立図書館で働く田代史子は、ある日大学の後輩・佐伯亮太と再会した。奇跡的な再会は二人を急速に惹き合わせ、結婚へと向かわせる。結婚式の準備を進めていく二人だったが、亮太は誰にも言えない能力に悩まされ続けていた。それは、幽霊が見えてしまうということ。彼は日常のいたるところで遭遇する幽霊によって、精神を消耗させられる。史子との生活も徐々にすれ違い、破綻していった。そんな中、亮太は自分と同じ能力を持ち、幽霊に怯える女・木村紗英と出会う。史子との関係から逃げるように紗英にのめり込んでいく亮太だったが、ある日を境に、突然能力を失ってしまう。幽霊が見えなくなった佐伯は、トラウマこそが 自身の拠り所だったと気付き、愕然とする。史子からも、紗英からも、すべてから逃げることを決意する佐伯。史子もまた佐伯との別れを受け入れ、新しい生活を迎えようとしていた。終結に向かう史子と佐伯。しかし、一度発動した奇跡は二人が離れることを決して許さなかった。
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