青山真治 Aoyama Shinji
1964年生まれ。立教大学映画研究会で自主映画を作り始め、助監督を経て、95年にVシネマ『教科書にないッ!』でデビュー。翌96年、初の劇 場公開作『Helpless』で一気に注目を集める。2000年、『EUREKA(ユリイカ)』でカンヌ映画祭国際批評家連盟賞を受賞。同名の小説で三島由紀夫賞も受賞した。その後も『月の砂漠』(01)がカンヌ映画祭コンペティション部門に、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(05)が カンヌ映画祭「ある視点」部門に、『こおろぎ』(06)『サッド・ヴァケイション』(07)がヴェネチア映画祭に出品。06年には映画美学校研究科ゼミ生とのコラボレーションで制作されたドキュメンタリー『AA』が公開。11年、フィクション・コース第3期修了生の内田雅章・合田典彦との共同脚本による『東京公園』が公開された。最新作は映画では『共喰い』(13)、テレビドラマでは「贖罪の奏鳴曲」(15)。『ワーニャおじさん』『フェードル』など舞台演出も行い、多摩美術大学映像演劇学科教授を経て、一昨年まで京都造形芸術大学映画学科学科長を務めた。