miuraあるアニメ作家がこんなことを言っています。「アニメーションというのは、世界の秘密をのぞき見ること、風や人の動きやいろいろな表情や、まなざしや、体の筋肉の動きそのものの中に世界の秘密があると思える仕事なんです。それが分かった途端に、自分が選んだ仕事が非常に奥深くてやるに値すると思った」。それと同じ意味で、世界の秘密をのぞき見ることが、批評だと思います。

映画批評。青山学院大学文学部准教授。1976年生まれ、福島県出身。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)、共著に『ひきずる映画』(フィルムアート社、2011年)、訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ』(東邦出版、2006年)。震災後の福島をめぐる上映活動Image.Fukushima代表。「キネマ旬報」「ユリイカ」等に寄稿。

 

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